コンケン大学の教員が訪問しました

2025年5月16日,タイ中部にあるコンケン大学(Khon Kaen University)のCharnchai Panthongviriyakul学長やChiranut Sa-ngiamsak研究担当学長補佐をはじめとする8名の教職員が三重大学を訪問しました.三重大学はコンケン大学とは30年以上にわたり交流を続けており,今回は協定更新のための調印式に出席するために来学されました.なお,三重大学では医学部の学生や教員を中心に,毎年多くの学生が交換留学生としてコンケン大学に派遣してきました.また近年では,医学部のみならず工学部の教職員や学生も共同研究や短期留学を通じて盛んに交流を行っています.

この日は,三重大学大学病院にて医学部の教員との懇談・病院見学の後,午後から工学部を訪問されました.現在,コンケン大学では医工連携についても積極的に取り組んでいるとのことで,この日は電子情報工学コースの画像情報処理研究室をはじめとして,電気電子工学コースや機械工学コースの研究室を見学されました.画像情報処理研究室では,現在取り組んでいる医工連携に関するプロジェクトとして「AIを用いた病理画像診断システム」に関する研究や「高齢者のフレイル予防のための歩容評価に関する研究」等が紹介されました.また,これらに加えて半導体産業や農業,行政システムのためのDXプロジェクト等についても紹介されました.電子情報工学コースでは,半導体やデジタル分野に関する研究と通じて海外の大学や研究期間と積極的な交流を行い,国際的に活躍できる人材を育てています.