キオクシア福原様のご講演が行われました

2025年6月4日,電子情報工学専攻(博士前期課程)の学生も参加し,電気電子工学コースの特別講義が開催されました.電気電子工学コースで開催している特別講義では,他大学や企業で研究開発の最前線で活躍される方々を講師としてお招きし,電気ならびに電子工学分野に関する先端的な研究成果や製品開発に関する内容をご講義していただいております.今回の特別講義ではキオクシア株式会社の福原成太先生をお招きし,「NAND Flash Memory とキオクシアのこれから」というタイトルでご講義いただきました.
みなさんもご存知の通り,キオクシア株式会社の四日市工場は「NAND型フラッシュメモリ」の生産拠点としては国内最大規模を誇るとともに,世界的にも有数な生産拠点となっています.講義の冒頭,電子情報工学専攻の三宅秀人教授から講師の福原先生のご紹介があり,その後に先生のご講義となりました.
講義ではまず,福原先生の自己紹介から始まり,次にIce Break としてテニスのラリーを例に取りながら半導体生産における高歩留まりの実現に対する難しさについてお話されました.また講義では,キオクシア株式会社の概要や主力工場である四日市工場での業務概要や貴社が製造を手掛けているフラッシュメモリ製造に関する最前線の話題,さらには三重県と三重大学,キオクシアをはじめとする半導体関連企業で作られた「みえ半導体ネットワーク」についてもご紹介いただきました.
講義の後半では,昨今発達が目覚ましい人工知能(Artifical Intelligence: AI)とその社会への影響や,AI・デジタル社会の到来を見据え,キオクシアとしての今後の展望についてもお話いただきました.三重大学工学部からもキオクシアをはじめとする半導体関連企業には多くの学生が毎年就職しており,参加した学生はメモを取るなどして熱心に先生の話に聞き入っていました.
